福岡の流行りが揃う天神地区。大名エリアに2017年9月19日に誕生したのがアメリカ料理を楽しめる「Bubby’s バビーズ」だ。シンガポール・シーフード・リパブリックと同じ2階のフロアに店を構える。
1990年にニューヨークの一角に誕生したパイ専門店「バビーズ」。マンハッタンのキッチンで作られるこだわりのパイはあっという間に評判を呼び、ニューヨークの上質なベーカリーやスーパーで販売されるようになり今では週に2,500人以上が訪れる人気店となっている。
美味しさの秘密は、オーナーであるMr. Ron Silverの手作りへのこだわり。
おばあちゃんの手作りの味をモットーとするバビーズは、料理を提供するうえで、徹底した素材選びと作る手間を惜しまない。日本でのオープンの際は本場の味を忠実に再現するため、代表メニューであるアップルパイに使用する生地の粉選びからはじまり、リンゴはあらゆる品種を試し最適な紅玉に出会った。今なお、ロン氏や日本のシェフが絶えずNYと日本を行き来し、バビーズのクオリティを守り続けている。
パイ生地は粉から毎日お店で焼き上げ、リンゴは1玉ずつ手で剥いて生のりんごから焼き上げている(なんと1ホールにつき入ってるリンゴは約13個分ぎっしり)ので、出来立てそのもの。生地は表面がほろりと薄く、サックリ。リンゴはごろっと大振りが入っておりしっとりとジューシーで爽やかな甘さ。1ピースのボリュームももちろん本店と同じくアメリカンサイズが嬉しい。フルーツメインのパイなので誰でも軽くペロリといただけてしまうだろう。またドリンクはオーダーを受けてから、新鮮なフルーツをプレスして1杯ごと作っているのでこちらもおすすめしたい。
何より出来立てが最高のごちそうだということを感じられるはず。
NY本店の味とスタイルを忠実に再現しているバビーズ。ハンドメイドだからこそ叶うアメリカの家庭料理の美味しさを、いつでも自由に味わってほしい。
writer Chie